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経済学部と経営学部、何がちがう?

高校生向け保護者向け#経済学#経営学#商学・会計

経済学は社会全体のお金とモノの流れ、経営学は会社などの組織の動かし方に目を向けます。ちがいを整理し、学部名だけで決めずに中身を見る方法を高校生向けに紹介します。

「社会全体」と「組織」で見ると分かりやすい

経済学部と経営学部は、どちらも「お金」や「仕事」が出てくるので、よく似て見えます。大きなちがいは、見る範囲です。

経済学は、国や地域、市場といった社会全体を見ます。たとえば「なぜ物の値段は変わるのか」「税金や金利は暮らしにどう影響するのか」といった問いです。経営学は、会社や学校法人、NPOなどの組織を見ます。「商品をどう売るか」「人をどう育てて、どう働いてもらうか」「お金をどう管理するか」といった問いです。

経済学(経済学部で学ぶことが多い)経営学(経営学部で学ぶことが多い)
見る範囲社会全体・市場・国と国のつながり会社などの組織の中
問いの例物価はなぜ上がるのか新しい商品をどう広めるか
授業の例ミクロ経済学、マクロ経済学、財政、金融経営戦略、マーケティング、人的資源管理、会計
使う道具統計・数式でしくみを説明する事例の分析、データ、会計の数字

具体的な場面で考えてみる

コンビニのおにぎりを例にしてみます。「おにぎりの値段は、なぜ地域や時期でちがうのか」「米の価格が上がると、社会全体にどんな影響が出るのか」と考えるのは、経済学の見方です。一方、「新しい味のおにぎりを、どの店で、どんな人に向けて売るのか」「店員さんのシフトをどう組めば、お客さんを待たせずにすむのか」と考えるのは、経営学の見方です。同じ「おにぎり」でも、社会全体から見るか、組織の中から見るかで、問いが変わります。

実際には重なる部分も多い

上の表はあくまで目安です。経済学部にも経営の授業があり、経営学部にも経済学の授業があります。商学部や、「経済経営学部」「経営経済学部」のように名前に両方入る学部もあります。会計や商取引に重点を置く学問は、このサイトでは「商学・会計」として別に整理しています。

数学はどのくらい必要?

経済学では、グラフや式を使って考える場面が多くなります。経営学でも、統計や会計の数字を扱います。ただし、入学後にどの程度の数学を使うか、入試で数学が必要かどうかは、大学・学部・入試方式によってちがいます。「文系だから数学はいらない」と決めつけず、気になる大学の公式ページで確かめてください。

学部の中身を見分ける3つの方法

  1. カリキュラム表(履修モデル)を見る:1〜2年で必ず学ぶ科目と、3〜4年で選べる科目が分かります。
  2. ゼミ(演習)のテーマを見る:どんな問いを研究しているかが、学部の個性をいちばんよく表します。
  3. 教育研究上の目的を読む:大学は学部ごとに、人材の養成に関する目的を決めることになっています(大学設置基準)。また、教育研究上の基本組織や卒業後の進路などの情報を公表することも、学校教育法施行規則で定められています。大学の公式サイトの「情報公開」ページに載っています。

迷ったときの問いかけ

どちらか一つに決めなくても大丈夫です。両方の授業が取れる学部を選ぶ方法もあります。

次にやること

出典・参考にした公式情報

  1. 大学設置基準(e-Gov法令検索)
  2. 学校教育法施行規則(e-Gov法令検索)

この記事の学問を学べる大学

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大学・学部の情報は、大学の公式発表と公的機関の資料をもとに確認日を添えて載せています。学費・入試・制度は変わることがあるため、最新の情報は各大学の公式サイトでご確認ください。