shigaku大学も、学部も、推し学問から。

一人暮らしの費用は? JASSOの調査で見る自宅とのちがい

保護者向け高校生向け#家政・生活科学#社会学

大学生の一人暮らしにかかるお金を、JASSOの学生生活調査(令和6年度)から読み解きます。自宅通学との差、平均の読み方、家庭で話し合うときの見方をまとめました。

進学先を考えるとき、授業料だけでなく「どこに住むか」でも、必要なお金は変わります。ここでは、公的な調査で一人暮らしの費用の目安を確かめる方法を整理します。

使うのは、JASSOの「学生生活調査」

日本学生支援機構(JASSO)は、2年に1回、大学生などの生活状況を調べています。学費、食費、住居費、収入(仕送り・奨学金・アルバイトなど)がわかる、公的な調査です。

最新の令和6年度調査は、2026年3月に結果が公表されました。ただし、全国の学生から一部を抽出して答えてもらう標本調査で、回収率は15.3%です。「全国の平均的な姿」を知る資料であり、個々の家庭の金額をぴたりと示すものではありません。

自宅とアパート等で、どれだけちがうか

大学学部(昼間部)の1年間の学生生活費は、次のとおりです(令和6年度調査、全体の平均)。

住まい学生生活費(年額)
自宅1,801,300円
下宿・アパート・その他2,342,900円

差は約54万円です。JASSOは、この差は生活費のちがいによるところが大きいと説明しています。自宅の学生は住居・光熱費が0円として計上されることが多く、そのぶん生活費が小さくなります。

「学費」は住まいによらず必要

同じ調査で、大学学部(昼間部)の学費の平均は年1,221,800円、食費・住居・光熱費の平均は年412,500円でした。ただし、どちらも自宅の学生とアパート等の学生をまとめた平均です。一人暮らしをする場合の住居費は、この平均より大きくなると考えるのが自然です。

平均の数字を読むときの注意

住む地域で家賃は変わる

調査の平均は、全国の学生をひとまとめにした数字です。都市部と地方では、家賃の水準が異なります。編集部は、平均はあくまで話し合いの出発点であり、実際の見積もりには志望校周辺の家賃の確認が欠かせないと考えます。

学校の種類による平均の差には事情がある

国立・公立・私立で学生生活費の平均が異なる理由の一つは、自宅から通う学生の割合がちがうことです。たとえば、令和6年度調査では、私立のほうが自宅通学の割合が高く、食費・住居・光熱費の平均が小さく出ます。平均額だけを並べて、学校を比べることはできません。

収入の側も見る

学生生活費は「出ていくお金」です。調査では、収入として家庭からの支援、奨学金、アルバイト収入なども示されています。出ていくお金と、まかなう方法をセットで考えることが大切です。奨学金の種類は、奨学金の種類 給付型と貸与型でも整理しています。

家庭で話し合うための手順

次にやること

出典・参考にした公式情報

  1. 日本学生支援機構(JASSO) 令和6年度 学生生活調査結果(調査結果の概要)
  2. 日本学生支援機構(JASSO) 令和6年度学生生活調査・高等専門学校生生活調査・専門学校生生活調査
  3. 日本学生支援機構(JASSO) 学生生活調査

この記事の学問を学べる大学

共有

大学・学部の情報は、大学の公式発表と公的機関の資料をもとに確認日を添えて載せています。学費・入試・制度は変わることがあるため、最新の情報は各大学の公式サイトでご確認ください。