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探究の時間で「学問の扉」を使う50分の進め方

総合的な探究の時間で、学問ページを使って50分で進路の視野を広げる進め方です。ワークの手順、時間配分、振り返りの問いをまとめた先生向けの授業案です。そのまま授業で使えます。

ねらい

高校の総合的な探究の時間は、課題を設定して情報を集め、整理・分析して、まとめ・表現する学びです(学習指導要領解説では、総合的な探究の時間編として示されています)。進路を考える場面では、「学部の名前」より前に、「学問の中身」を知る時間が役に立ちます。

このサイトの学問ページには、各学問の「学ぶこと」「どんな人に向いているか」「高校で役立つ科目」「関係する職業」が書かれています。これを使って、生徒が自分の興味と学問を結びつけるワークです。

50分の進め方

時間内容先生の役割
0〜5分導入:「好きなこと・気になるニュースを1つ書く」例を1〜2つ出す。正解はないと伝える
5〜15分学問ページを読む:一覧から気になる学問を2つ選んで読む机間巡視。読めない言葉を拾う
15〜30分問いづくり:ワークシートに書く「なぜ?」「どうすれば?」の形に整えるよう支援
30〜42分共有:ペアやグループで1分ずつ話す聞き手は「いいね」ではなく、質問を1つする
42〜50分振り返り:気づきと、次にやることを書く次回につなげる提案をする

ワークシートの例

進行のコツ

  • 1回で決めさせない:2つ選んで比べることで、「どちらかを選ばなければ」という圧を減らします。
  • 正解を求めない:「向いている・向いていない」の判定ではなく、「引かれた理由」を言葉にします。
  • 学部名を急がない:学問ページで中身を知ってから、「この学問はどんな学部で学べるか」へ進みます。
  • 共有では評価しない:発表の上手下手ではなく、問いのおもしろさに注目します。

準備するもの

  • 端末(1人1台、またはグループに1台)と、学問ページの一覧
  • ワークシート(紙でも、端末上でも可)
  • タイマー(各活動の時間を見えるようにすると、進行が楽になります)

事前に、先生自身が学問ページを2〜3個読んでおくと、生徒の質問に答えやすくなります。学問ページに載っていることが全てではないので、「ここに書かれていることは入り口で、くわしくは大学の授業やゼミで学ぶ」と伝えておきましょう。

先生が避けたいこと

このワークでは、「この学問ならこの職業」「この学部なら安心」といった決めつけを避けましょう。学部と職業の関係は、一対一ではありません。サイトの職業ページにも、資格や進路は一例で、制度は変わると書かれています。

評価の考え方

このワークでは、問いの完成度よりも、学問ページを読んで自分の言葉で考えた過程を見ます。たとえば、ワークシートの記述を「気づきがあるか」「次の行動が書けているか」の2点で確認し、コメントを返すと、生徒が続けやすくなります。点数をつけるかどうかは、学校の探究の評価計画に合わせて決めてください。

次の時間につなげる

次回の探究では、大学の学部のページを読み、カリキュラム表を見る時間をとると、学びの中身がより具体的になります。また、保護者に家庭で話してもらうための「一言メモ」を持ち帰らせるのも一案です。

次にやること

  • 学問を一覧で見る:学問から探す(リベラルアーツ)など
  • 生徒向けに診断を使う:しんだん
  • 気になる大学・学部を並べる:比べる
  • 面談での問いかけ:記事「進路面談で使える問いかけ」

出典・参考にした公式情報

  1. 文部科学省 高等学校学習指導要領解説(総合的な探究の時間編を含む)

この記事の学問を学べる大学

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大学・学部の情報は、大学の公式発表と公的機関の資料をもとに確認日を添えて載せています。学費・入試・制度は変わることがあるため、最新の情報は各大学の公式サイトでご確認ください。