大学生の留学の費用と奨学金 JASSOの制度を知ろう
留学には何にお金がかかり、どんな奨学金があるのか。JASSO(日本学生支援機構)の公式情報をもとに、制度の種類と申し込みの流れ、確認したいことを高校生と保護者向けに整理します。
留学にかかるお金は、項目に分けて考える
「留学はお金がかかる」と聞いても、具体的に何にいくらかかるのか分からないと、判断できません。まず、費用を項目に分けてみましょう。金額の目安は、行き先や期間によって大きく変わるので、必ず大学や留学先の公式情報で確かめてください。
| 項目 | 考えること |
|---|---|
| 授業料・プログラム費 | 留学先の大学に払うのか、在籍大学に払うのか |
| 住居費 | 寮、ホームステイ、アパートなど。都市によって差が大きい |
| 生活費 | 食費、交通費、通信費など |
| 渡航費 | 往復の航空券、ビザの申請費用 |
| 保険・準備 | 海外旅行保険、予防接種、パスポートなど |
| 留学前の語学試験 | 受験料、準備のための学習費用 |
この表は項目の整理で、金額は載せていません。大学の国際交流のページでは、過去のプログラムの費用の目安を公表していることがあります。
JASSOの海外留学のための奨学金
JASSO(日本学生支援機構)の公式ページには、日本人学生の海外留学を支える制度として、次のようなものが載っています。
- 海外留学支援制度(協定派遣):大学間の協定にもとづく留学
- 海外留学支援制度(学部学位取得型):海外の大学で学士の学位を取る留学
- 海外留学支援制度(大学院学位取得型):大学院の留学
- トビタテ!留学JAPAN:官民で取り組む留学支援
- 海外留学のための貸与奨学金:返還が必要な奨学金
「協定派遣」のポイント
協定派遣は、日本の大学などが海外の学校と結んだ協定にもとづき、8日以上1年以内の期間で学生を派遣するプログラムを支援する制度です。JASSOのページでは、派遣先の地域に応じて月額の奨学金の額が決められていること、渡航を支援するための金額が支給される場合があること、などが説明されています。
主な要件として、公式ページには次のような内容があります。
- 日本国籍を持っているか、永住の許可を受けていること
- 経済的な理由で、自費だけで参加することが難しいこと
- 学業成績が優秀で、人物が優れていること
- 派遣が終わったあと、在籍する大学に戻って学業を続けること
そして、申請は個人ではなく、在籍している大学などを通じて行います。つまり、留学を考え始めたら、まず大学の国際交流の窓口に相談することが第一歩です。
貸与(返還が必要)の奨学金を使うときは
JASSOの留学のための貸与奨学金のように、返還が必要な制度もあります。借りるお金は、将来返す約束です。使う前に、総額・返還の期間・毎月の返還額を、家族と一緒に確認しましょう。
いつから動けばいい?
奨学金は、大学を通じて申し込むことが多く、学内の選考や締め切りがあります。留学を希望する時期の1年近く前から、準備が始まることも珍しくありません。入学したあと、早めに国際交流の窓口で、年間のスケジュールを聞いておくと、慌てずにすみます。高校生のうちは、まず「志望校にはどんな留学制度と支援があるか」を、大学の公式ページで確認してみるのがよい方法です。
大学独自の支援もある
JASSOの制度のほかに、大学が独自に用意している奨学金や、費用の補助がある場合があります。大学の公式ページや、留学の説明会で確認してみましょう。
次にやること
出典・参考にした公式情報
この記事の学問を学べる大学
大学・学部の情報は、大学の公式発表と公的機関の資料をもとに確認日を添えて載せています。学費・入試・制度は変わることがあるため、最新の情報は各大学の公式サイトでご確認ください。